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2006山スキー NO.9  4月19日〜5月1日
ヨーロッパ・アルプス、オート・ルート 第10日目
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4月28日(金・曇)

今日の行程=ツェルマット9:00−クライン・マッター
      ホルン10:30−ブライト・ホルンゲレン
      デスキーーツェルマット15:00

 何の鳥だろう?「ツーピー、ツーピー、ピイピイピイ、ピ〜ピ〜ピ〜、ピピイ、ピピイ、ピ〜」と大きな声?で延々と
街角で鳴いている。大きな鳥だった。日本にはいないような鳥だ。まあ、平和なんだね。

 昨夕は15年前来た時、飲んで踊った店を探したがハッキリ分からなかった。多分、「魔女(ホウキに乗ったお婆さ
ん)」マークの店だと思うが、、、。アーミーが沢山飲んでいた。
 書き忘れたが、ちなみにアーミーは電車・バスは無料のようだ。アローラからのバス、ツェルマットまでの電車でそ
れを目撃した。ただ、無条件でなく「任務がらみ」の場合のみだと思うが、、、。

 昨夜は山で最後の夜なので夕食後、街に繰り出した?と言ってもビアを飲む位だが、、、。意外なことにこんな小
さな街の真ん中に映画館があった。ディズニーの最新漫画映画を上映していた。満席で子供が多かった。入場料
は大人1500円程度だった。子供は世界中どこでも同じだね。

 さて、天気はハッキリしないが今日は最後のスキーでブライト・ホルンに向かう。
 無料バスでロープウェイ駅に向かい、クライン・マッターホルン(3883m)に上る。切符のお姉さんが英語が分か
らず苦労する。一気に上るから頂上で息が苦しかった。上は酷いガスでブライト・ホルンは無理。ゲレンデスキーに
変更する。
 ゲレンデと言っても上部には青々とした懸垂氷河が懸かり、日本のそれとは全く違う。
 1回途中まで滑り再びロープウェイで上がり滑る。本来晴天ならここから雄大なマッターホルンが見えるハズだ
が、その姿は全く見えない。

 途中のレストランで昼食。昼食は今朝ホテルの朝食から「くすねて」来た物だ。あとビアを頂く。
 ここは陽があたり暑いくらいだ。ここにはホテルに泊まっている人が何人かいた。
 天気も悪いしここから下る。下部はガスもなくなかなかいい。いいゲレンデをガンガン滑る。ゲレンデと言っても日
本のスケールでない。
 広大な山だ。もちろんオフ・ピステ(ゲレンデ外)もある。何処を滑ろうが勝手だ。ただ、事故はあくまで事故責任。
 中間駅まで下ったが、ツェルマットに下るルートが分からなく、もう一回ロープウェイで上り下る。
 5人のご婦人がいたので聞いた。オーストリアから来た中高年グループで一人は女性ガイドのようだ。英語は何
とか通じる。

 一人は我々と同じスキーだった。「着いて来い」と言う感じで一緒に滑る。凄く速くガンガン滑っていく。
 さっきの中間駅にくると、ここで向かいの丘にロープウェイで上るようだ。
 切符がダメで少し追加料金。上り切ると今朝間違って上って来た駅に着いた。
 ここからひと滑りし再び中間駅に出る。もう1回上り返し最後はロープウェイで出発駅に戻った。

 案内して貰ったお礼に缶ビールを一本上げる。そうしたらゴンドラの中ですぐ開けて皆で乾杯。率直な人柄に感
動。雪景色を眺め皆で飲むビアは美味しかった。言葉は今ひとつだが、思いは同じ。気持ちは通じ合う。
 
 持参した「れいほう」の名刺を皆さんに上げる。「働く仲間の山の会だ」ど言ったが、分かっただろうか?
 「今夜、ホテルに遊びに来て」と言った様だが、ホテルの名前がハッキリしない。
 英語の「なまり」が強い。ワンディをワンダイと発音(ドイツ語風?)するので分かりにくい。

 下の駅で分かれる。結局ホテルには行きそびれたが、夕方、街を散歩していたら同じメンバーで会った。
 一人の女性が随分熱心な目線だったが、何分にも言葉が十分でなく、そこまでだった。国際交流も難しい!

    11日目