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4月25日(火・雪のち曇)
今日の行程=プラフリー小屋発5:40−Rouxのコル
6:40−ディス湖10:40−Cheo
resのコル10:40−スキー場11:
00ーブィネット小屋15:30
早朝、外に出るとテラスに雪が積もっていた。空には星も無かった。長く続いた晴天は終わったか。
5:30発で三人は用意が出来たが、肝心のフレッドが何処かのガイド?と長々話し込んで待たせる。結局、15分
遅れで出発。ガイドも客を待たせるのか?
加藤は相変わらず朝食を食べれない。今日は厳しいコースだから、辛いだろう。
ヘッドランプで小屋の正面のコルを目指す。トレースはしっかり付いているので問題はない。しかし、加藤が早くも
遅れ出す。コルに上るとようやく明るくなる。凍ったディス湖が長々横たわっている。
ここからディス湖の源まで長いトラバースが始まる。いたるところにカチカチのデブリがあり、それを乗り越えるの
に大変、大変。無理にトラバースをするより、むしろ一度下に滑って上るほうが楽かもと思った。
下を見ると湖までかなり高度がある。フレッドは一人でドンドン行ってしまう。もし雪崩があり流されたらガイドは客
を救いようがない。
日本で私たちの場合は、悪い所は確かにバラけて行くが、ある程度行った安全な場所で後続を確認するものだ。
そうすれば問題があっても対応が出来る。
ガイドのノウハウがどのようなものか知らないが、これでは「安全登山」とは言えない。
結局、フレッドとは15分くらい離れたが、私がやっと追いつくと、どうも氷河の陰で「大キジ」をやっていたようだ。
まあ、「ウンが良かった」が、、、。
ここから氷河の左岸を上る。キツイ厳しい上りだ。途中でスイス・アーミーがレースのためのコース整備をしてい
た。挨拶をすると愛想はいい。雪が酷くなる。フレッドは遅れる加藤と悪天候を勘案し、今日のルートを変更する。
本来は3790mのピン・ダ・ローラ越えをするのだが、Cheoresのコルからピン・ダ・ローラを巻いてブィネット小
屋に上ることにしたと告げる。しかし、何か巻きが多くてちょっと残念な気がした。
ルート最高峰のピン・ダはどうしても上りたい所だっが、、、。
ディス湖からシャイロン氷河を上る。このまま上ればディス小屋はすぐ近くだ。
対岸に渡り右岸の崖の弱点を目指す。崖に50mくらいの垂直な鉄ハシゴが架かっている。
上から何人か降りて来た。アーミーも何人かいた。
急な斜面を上りハシゴに取り付く。フレッドが上り降りてきて加藤の荷物を持って再び上る。
完全に垂直なハシゴでなかなか厳しい。上に立つと向こう側のアローラスキー場から沢山上ってくる。
雪が降っているのに半そでの輩もいた。
一旦スキー場に下りて、また長いトラバースが始まる。新雪が積もった急な長いトラバースは神経を使う。
フレッドが前のほうで何か叫んでいるが、さっぱり分からない。結局、雪崩が危ないから、バラけろと言っていたら
しいが、近くでちゃんと伝えないとまずい。どうも、その辺が今いちだ。
それでも次第に傾斜も落ち、氷河の内院に入っていく。氷河は末端が必ずこのように急傾斜で苦労する。
加藤はここからヴィネット小屋まで標高差で650mは「地獄・地獄」だった。
フレッドと神村は先行する。私は加藤を置いて行く訳にはいかないので、同行する。
しかし、加藤が歩けない。「疲馬は鞭すい(べんすい・漢字忘れた)を恐れず」で何しても全く動かない。
とにかく気持ち悪いというので、水でお汁粉を作り飲む。少し良くなったみたい。余りに動かなく、こちらもおかしく
なってしまった。周りは完璧ないい斜面が続く。上からいいスキーで何人か滑ってくる。天気は雲がだいぶ切れ
山々が見えて来た。ここは素晴らしい斜面だ。
とにかく加藤は動かない。小屋も頭上に見える。少し先に行く。一人のが歩きやすいようだ。ヴィネット小屋は凄
い崖の上にあった。この辺りに小屋はここしかないので、物凄く混んでいる。30分遅れで加藤は到着した。
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プラフリー小屋を出てディス湖をトラ
バース
天気は悪い
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ガイドのフレッドはどんどん行ってし
まった
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山岳レースのコース整備をするスイ
ス軍
すごくフレンドリーだ
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ここでカッパを着る
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苦しい上りが続く加藤
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ヴィネット小屋目指す
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上手い人が滑って来た
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ガスが広がる
先行するフレッドと神村
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天気が良くなってきた
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ピン・ダ・ローラの懸垂氷河が凄い
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最悪の上りが続く加藤
前は別のパーティー
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ピン・ダ・ローラ方面から滑って来る連中
左上にヴィネット小屋が見える
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上手い連中がピン・ダ・ローラ方面か
ら
滑って来た
結構、難しい雪なのに、、、
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奇麗な氷河を上る
苦しい上りが続く
青空が広がり明日に期待を持たせたが、、、
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ヴィネット小屋直下
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小屋で飲んだワイン
後日、ツェルマットでも売っていた
割合高級品
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ヴィネット小屋のネームプレート
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