4月27日(木・曇時々小雨)
今日の行程=ツェルマット10:00−ツムット(1936
m)のレストラン12:00〜13:00−
ツェルマット14:30
天気は良くなかった。気温も低かった。マッターホルンはチラチラしか見えず、その全貌は覗えなかった。
好天ならブライトホルンでスキーだったが、気持ちが乗らない上、疲れもしていたので、今日は休養で散策とし
た。
神村は早々と出掛けた。ツェルマットの街中を流れるヴァーブ川を遡り、左岸につけられている「マッターホルン・
ロード」を行く。ここは前回訪れなかった。晴れていればマッターホルンがバッチリ見えるところだ。
この辺りはツムットと呼ばれる所で、アルプ(牧草地)に唐松が生い茂り、例の校倉造りみたいな、昔の農作業小
屋が、いい雰囲気でたたずむ。
正に「スイス!」と言う雰囲気。
所々にベンチがあり、ご婦人が座っている。キリスト像があちこちにある。上から山スキーヤーが歩いて降りてき
た。何処から来たか聞いたが、ドイツ語みたいで分からなかった。本当は昨日行動していれば、我々もここを降り
て来たのだ。改めて「残念無念」だった。
標高約1600mのツェルマットから標高約2000mのとあるレストランに到着。何故かスイス国旗と日本の国旗
がはためいている。丁度、昼食時でお客さんは多い。韓国人もいた。
ビア・フレッシュサラダ・サンドイッチを注文。なかなか美味しかった。
下山は上の岩山道を行く。途中で花が凄かった。特に黄色のサクラ草は逸品だった。
とにかく花は素晴らしかった。紫色のおきな草みたいなもの、青色の一輪草みたいなもの、もあった。マッターホ
ルンは見えなかったが、この花だけでも価値があった。
岩山をブラブラ下って行くと、ツェルマットの街に直接降りる。メインストリートに出ると大きな教会がある。出入り
は自由。ちょっと覗くと大きなマリア様の絵があった。不思議な物でちょっと敬虔な気持ちになる。
書き忘れたが、そう言えばツムットのレストランの下のも村の教会があった。大きくはないが、質素で奇麗。ここも
出入り自由。ここは大きな街でないが、信仰の度合いは大きいようだ。
ツェルマットのは「ヴェガ」と言う、日本人が経営する大きな土産物兼本屋さんがある。オーナーはまだ若い西永
さん。
昨日、ここに来て西永さんに街で偶然会った。日本人が歩いていると思って声を掛けたら、西永さんだった。何か
困ったら「頼れる」方のようだ。
スーパーでビア・ワインを買う。ビアはロング缶が85円、ワインは大瓶が850円。安くて美味しいものだった。
夕食はホテル。なかなか美味しい夕食だった。ウェイトレスも愛想がいい。一人の人に漢字で名前を表記してや
ると、大いに喜ばれた。
夜10時、駅前で山岳レースの出発式があったようだ。神村が覗いて来たと言った。この悪天候・低温の夜、あの
雪山を走り抜く!とは、いやはやこちらは激しい。また、それを国を上げたアーミーも支援する。やっぱり山国なの
である。模様は翌朝テレビで放送された。 |