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2006山スキー NO.9  4月19日〜5月1日  031
ヨーロッパ・アルプス、オート・ルート 第3日目
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4月21日(金・晴)第3日目

今日の行程=シャモニ(バス)〜グラン・モンテスキー場(ロープウェイ)〜グラン・モン
         テ頂上(スキー)〜アルジェンチール氷河〜アルジェンチール小屋

 朝、神田がホテルに来て集金と打ち合わせ。やはりディス小屋は無理でプラフリー小屋に変更すると言う。
 取れないものは仕方がないので、それで妥協する。しかし、後から考えてみると、やっぱりこの日はディス小屋ま
で行きたかった。次の日が楽なのである。
 次の日、標高3790mのピン・ダ・ローラを越えるのはかなり大変だからだ。この辺から微妙に計画が狂い始め
る。小屋が手配できなかった「責任」はあくまで神田だ。我々は関係ない。彼は金を取っている「プロ」なのである。

 神田にこの朝、7万円弱支払う。フレッドの交通費・小屋代、我々の交通費・小屋代・ツェルマットへの荷物輸送
料など。
 ちなみに神田に払う、フレッドのガイド料は1日5万円。しかし、フレッドに後で聞いたら1日3万円しか貰っていな
いと証言した。

 時差ボケもあるし今日はゆっくりだ。9:30ホテル前でフレッドと合流。バスでグラン・モンテスキー場に向かう。天
気は今日もいい。バスが丁度出発する所で、フレッドと私だけ乗せてバスは出てしまった。しかも、私のストックがド
アから3分ノ1程出ているのにドンドン出てしまった。フレッドが運転手の抗議し2〜3分後やっと止まった。
 まったく、乱暴な運転手だ。こんな事は日本では絶対考えられない。フランス人の国民性を垣間見た感じだ。

 フレッドとバスを降りて、改めて全員でグラン・モンテに向かう。ここのロープウェイも凄い。標高1200mから329
5mの頂上まで一気に上る。
 こちらに来てスッキリしない体調が続くが、要因として大きな標高差のロープウェイがある。日本でもそうだが、立
山なども同じことが言える。一気に体がついていかないのだ。
 
 頂上駅から歩いて少し下り、滑降点に着く。凄い天気で対岸の正面に「シャルドネのコル」が見えた。ここは反対
側に懸垂下降があり、大変な所だが、しかし今回フレッドはここを通らず、少し西にある「パッソンのコル」を越える
ようだ。フレッドに話ではこちらのが少し楽なようだ。
 
 グラン・モンテから滑りにくい雪を右にトラバース気味にアルジェンチール小屋目指す。フレッドのスキーは流石に
上手い。ヘッドを回すのでなく、テールを上手く回すのだ。
 アルジェンチール氷河に降り、シールをつけ1時間ほどで小屋に着いた。まだ、13:00。まあまあの小屋だ。しか
し、トイレは氷河に「垂れ流し」だ。
 
 フレッドは例によってランチを食う。ビアは自分で出して貰う。我々は行動食。心身ともにスッキリしないので、昼
寝をする。今回の山行は結果的になかなか厳しいものだったが、要因は5つ上げられた。

1.時差ボケ
2.活動標高が高い(大体3000mで活動)
3.食事が合わない
4.ガイドの年齢が若く速い
5.スキーが下手

 夕食は豚の厚い肉。ただ、何故かパンがつかない。少し物足りない感じだった。
シャモニからモン・ブラン
グラン・モンテスキー場
ロープ・ウエイ乗り場
中間駅
後ろはスキー場
頂上から降りたところ
正面のコルがシャルドネのコル
人物は左から
加藤・神村・フレッド
アルジェンチール氷河を小屋に向か

神村のザックには「鯉のぼり」がはた
めく
アルジェンチール氷河を小屋に
向かう。
神村のザックには「鯉のぼり」が
はためく。
奥に小屋が見える
アルジェンチール小屋にて
まだ余裕の表情だが、、、。
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