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2006山スキー NO.9  4月19日〜5月1日
ヨーロッパ・アルプス、オート・ルート 第6日目
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4月24日(月・晴)

今日の行程=モンフォー小屋発8:10−ショーのコル−9:45−ローザブランシュ11:30−
         プラフリー小屋12:45(泊)

 今日もいい天気。7:30出発予定だったが、加藤がスキーにワックスを塗ったらシールが付かなくなり30分遅れ
る。
 結局、フレッドのシールを借りる。まあ、ノリがシッカリしていればワックスを塗っても全く問題はないが、そもそもノ
リのメンテナンスが悪い。
 私なんかワックスを塗らないと強くくっつき過ぎて困る位だ。

 スキー場を上りショーのコルを目指す。上部でシールが不調な加藤が遅れる。変な歩き方をし、また足にマメを作
ったようだ。マメが出来れば歩行は遅れる。遅れればパーティー全体の問題になる。毎度お馴染みのの悪循環で
ある。なぜ、もう少し改善出来ないものか。

 コルから一旦滑り、再びシールで歩く。天気が良く非常に暑い。この暑さも「不調」を促進する悪材料だ。ここから
モーマンのコルを越えて、ローザブランシュを目指す。ローザは3336mの上りが厳しい山だ。
 上から2〜3日後に行うレースの選手がガンガン滑ってくる。軽装でタイツを履きいかにもスピーディーだ。
 
 肩で休憩。加藤はかなり疲れたようだ。本当の予定ではここからディス小屋に向かうのだが、前述のように神田
のミスで小屋が取れず、今日はこの下のプラフリー小屋に泊まる。
 明日の厳しい上りのビン・ダ・ローラを考えればディス小屋に泊まるのが筋だろう。

 山の計画は、微妙なところで随分とその後が変わってくる。ディス小屋の計画変更は誠に遺憾だった。これは「契
約違反」「契約の不履行」で違約金支払いの対象となる。
 業界は客の不手際には厳しいが、己のミスには甘い。冨士国際旅行会社もいまだ何も言ってこない。結局は客
の泣き寝入り。ほっかぶりで逃げるつもりだろうか。そんなことは許されない。しかし、これはまだ序の口だった。

 加藤は足の豆が原因か、かなり遅れて到着。滑降はいいが上りが厳しい。朝食を十分摂れないのも原因だろう。
そもそも下界で朝食抜きの生活では山では無理だ。硬いパン・ミルク・紅茶・バターとジャムだけが、何日の続くと、
ほとんど喉を通らなくなる。朝食が食えなければ絶対動けない。私は前回の経験で今回はせめてと思いカップヌー
ドルを持参した。しかし、小屋によっては朝食時、お湯がない所があるのだ。使い放題の所もある。そもそも、殆ん
どの小屋は小屋番が起きてこない!!

 肩からプラフリーの小屋に降りる。上部はいい雪だったが、途中から凄い傾斜の今にも雪崩そうな超急斜面を滑
る。こんな所で雪崩たら一発で終わりだ。
 はるか下に小屋が見えた。後半はいい滑りで小屋に着くとスキー・レースを支援するスイス・アーミーが大人数テ
ラスで休んでいた。付近をヘリが飛びなにやら騒々しい。

 今日は昼食を食べる。メニューが不明なので、フレッドと同じものを人数分頼む。頼む時、ちらっと一人分減らそ
うかの思いが頭をかすめたが、結局そのまま頼む。
 出てきたものを見てやっぱりと思った。ジャガイモを焼いて目玉焼を乗せたものだが、物凄いボリュームなのだ。
フレッド以外、皆半分残しダウン。勿体無いことをした。

 ここの小屋も4人部屋で奇麗で静か。ただ、例によって電話はあるが使わせて貰えない。ここからは携帯も無理
で今日は留守本部に連絡は出来なかった。
 夕食はまあまあ美味しかった。硬く長い米でチャーハンみたいなもの。デザートもしっかり出た。

 フレッドは時間があるので裏山に上り滑ったと言っていた。

シヨーのコルを越える
ここの氷河は滑り易かった
再び小さなコルを越える
暑くて暑くて大変
加藤はバテ気味で遅れ出す

先行パーティー
氷河が奇麗だ

大きな山だがどこ?

ローザ・ブランシュの厳しい上り
加藤はかなり遅れる
右上が頂上でレーサーが練習している

ここからプラフリー小屋に下る
上部はいい雪が続く
やがて小屋手前の悪雪下降
プラフリー小屋
加藤は滑降時は全く問題ない
右のコル状のところから滑って来た
小屋のスイスアーミーとフレッド
頼んだ昼食
凄いボリュームで半分しか食えなかった
チーズの味が強くしつっこい
小屋の中
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