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 創立10周年記念山行・地域研究                            冷川峠〜鹿路庭峠
通算山行
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報告者
後藤隆徳
年 月 日
2003年3月15日(土)雨
二万五千図
天城山・伊東
山  名
東伊豆山塊・冷川峠〜鹿路庭峠縦走(最高峰、古城山・539・5m)
体力度=3  技術度=3  藪漕=少しある  道標=全く無い 頂上の展望=海が見える
伊東ALPS(仮称)を縦走する
コースとタイム
下土狩5:00−冷川峠発6:50―古城山7:30―奥野分岐7:50−間ノ
山8:10―池ノ峰(鹿路庭峠北の三等三角点・544.8m)−鹿路庭峠1
0:50
標 高 差
小さな上り下りが多い
参 加 者
CL・後藤隆徳(56)、横山寿孝(63)、笠間節子(53)

 地域研究第9回は先週果たせなかった冷川峠から鹿路庭峠(ろくろば)の縦走を行う。午
後から雨予報なので早めに出発。伊東在住の平井さんに鹿路庭峠から冷川峠まで回送を頼
んだ。早朝だったが急遽、会員で修善寺にて和菓子屋を営む飯塚さんに電話を入れ折り菓
子を頼んだ。飯塚さんは嫌な顔ひとつせず応じてくれた。
 鹿路庭峠で平井さんと会う。元富士山測候所所長だった平井さんに今日の天気を聞くと例
の調子で「昼までも持たネ〜ナ」だった。今日は新聞作りで多忙な平井さんと冷川峠で別れ
る。
 峠のバス停から山に入る。こんな辺鄙な所に立派なバス停があるのが不思議だ。まずは
送電線の巡視路を行くと「伊東線49号に至る」の看板があった。
 おおむね尾根に沿って行く。道標など全くないが問題はない。やがて桜が植えられた切り
開きの防火帯に入る。古城山を経て前回、最南到達点だった間ノ山に簡単に着いた。この
頃から雨は本降りになった。平井さんの予報は伊達でなかった。
 ここからは未知だった。急な間ノ山を一気に下る。急に藪がうるさくなる。小さな上り下りが
頻繁に出てくる。雨はもうザンザン降りだ。
 雨の中、展望も無く単調な歩きが続いた。それでも仲間の横山、笠間は黙々と山を楽しん
でいる様子。すぐ西下には車道が走っているので時折、車の音が聞こえた。
 藪と霧で時々、進路が不明になる。似たような地形が多く難しい。氷雨が体に滲みて寒くな
ってきた。
 544.8mの三角点、池ノ峰はなかなか着かなかった。すでに4時間近く歩いているので、
もう少しだろう。急に道が広がり、綺麗で歩き易くなった。だらだら上っていくと池ノ峰の三角
点に着いた。何故か標柱を細い木で囲ってあった。
 杉木立を下って行くと鹿路庭峠に出た。少し上にお地蔵様が佇んでいる。寒い筈だ。上か
ら下って来る車の屋根には、雪が10Cmほど積もっていた。