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 創立10周年記念山行・地域研究                                     猿山
通算山行
bP
報告者
後藤隆徳
年 月 日
2002年11月30日(土)晴れ
二万五千図
湯ケ野
山  名
天城連峰・猿山(さるやま・999.8m)
体力度=3  技術度=3  藪漕=かなり有る  道標=全く無い 頂上の展望=全く無い
藪をかき分けて行くと突然頂上に
コースとタイム
下土狩5:00−河津七滝―萩ノ入川―沼ノ川先ゲート8:00−涸沢歩道
入口8:40−涸沢―炭焼き跡―二俣―檜林―藪―頂上―11:00〜1
2:30−東尾根(仮称)−水涸歩道―ゲート15:30
標 高 差
ゲート約330m〜猿山頂上999.8m=約670m
参 加 者
CL・後藤隆徳(55)、加藤秀子(53)、来生博子(53)、笠間節子(53)、
森田利一(33)
 
 会創立10周年記念登山・地域研究の第一回目は天城連峰・猿山(999.8m)を選ぶ。こ
の山は河津七滝(ななだる)の北西に位置する。
 七滝から萩ノ入川林道を進むと沼ノ平に出る。左の橋を渡らず営林署小屋を右に見て更
に進むとヘアピンの先、標高330mにワイヤーのゲートがある。
 右手に駐車場があるので、ここから歩く。やがて諸坪峠(しょつぼ)に続く林道の橋を渡る。
ここから右岸に移る。二万五千図の498mのカーブ先左手に「涸沢歩道」と書かれた古い道
標があった。
 どうやらここが地図上に書かれている猿山の北側に上がる道の入口の様だ。しばらく杉林
を進み涸沢に入る。沢の左右に道らしき物はあるが、ハッキリしない。沢を上った方が良い。
小さいが滝があり面白い。この時期なのに水が流れているのは、さすが天城である。
 標高700mに来ると「炭焼き」跡が見られた。昔はこんな所まで来て炭を焼いたのだろう
か。この先に大きな滝があり、上れず左を巻いた。標高700mで二俣に出合う。本流は右
だ。また上れない滝が出現し左の尾根に逃げて、そのまま尾根を上がる。かなり急だ。
 藪を漕いでいくと845mで檜林になった。この先から本格的な笹藪に突入。しかし、標高を
稼ぐにつれ笹は次第に小さくなりブナが出てくる。なおも藪を進むと不意に天井が開き三等
三角点の猿山頂上に着いた。猿山の小さな山名板があった
 展望は全く無い。ブナ・ヒメシャラ・アセビ・シャクナゲ・スズタケが繁る。藪が少し開けた南
の大きなブナの下で昼食とした。森田が「今日の藪漕は物足りなかった」と一人ほくそ笑む。
 昼食後、頂上から北の最初のコルに出る。そこから東の大きな尾根を下る。藪がきついの
でピーク890mのコルから沢を下るが滝があり、再び尾根に乗った。850mから急な尾根
に入る。この辺はシャクナゲが凄い。そのまま穏やかな北東の尾根を下る。
 グングン下ると600m付近で現在は歩けないが、伊豆山稜線に続いていた「水涸歩道」に
出てゲートに向かった。