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 創立10周年記念山行・地域研究                                     大平山
通算山行
bP6
報告者
青山京子
年 月 日
2003年6月28日(土)曇り
二万五千図
石廊崎
山  名
南伊豆山塊・大平山(おおっぴらやま、282.7m)
体力度=3 技術度=3 藪漕=かなりある 道標=無い 展望=太平洋が素晴らしい 三角
点=三等三角点
マテバシイの純林が続く尾根道
コースとタイム
下土狩5:20−妻良・S点発8:55−観音菩薩10:52−大平山11:40― 
一色・G点着12:40―吉田
標 高 差
妻良=約10m〜大平山282.7m=約270m
参 加 者
CL・後藤隆徳(56)、加藤秀子(53)、長岡浩一(44)、青山京子(47)

 霧雨の中、松崎から雲見の海岸を目指す。雲見に山水画の世界のような山々が連なり、そ
の中でも目を惹く山、中国の桂林にありそうなのっぽの山、烏帽子山である。
 513段の急な階段を登りつめると、頂上に大きな断崖絶壁の岩があった。凄い景色である。
しかし、今日はあいにくの雨である。どんな景色が広がるのか次回の楽しみにして烏帽子岩を
後にする。
 次の山を目指して妻良の海岸線を走り、地図を見ながら大平山(おおっぴらやま)へのルート
を探す。地元の人に大平山の所在を聞いても判らないと首をかしげる。こんなものである。
 私たちはさらに南下し、大平山の入口を探し登り始める。あまり人の入らない山。妻良の手
前、田面ずい道と東條ずい道の間から入山。

 標高209m地点のなだらかな尾根を登りつめると、やたらに大きな木が目立ち始める。株立
ちの立派な木。アカガシ、か?木が大きすぎて、全体の感じがよくわからない。葉を拾い、後日
調べたところマテバシイだった。
 街路樹や公園などでよく見る木である。図鑑には、沿海市地に生え、高さ15mになるとある。
はじめて見るマテバシイの純林に驚き、途中見つけたイチヤクソウに感激し、きくらげ、オオバ
ギボシの多さにまた驚きながらの登る。
 ここから東に270m峰を目指す。道は良くない。藪が続く。汗と濃霧で不快指数は200%
だ。濃霧で目標の山が見えず、地図読みが非常に困難。

 しかし、長岡の天才的読図力で何とか問題を解決。最後は直下から猛烈な藪こぎで283m
の頂上に立つ。頂上は平らで雑草が茂っていた。私のような素人は、下山するなら藪こぎで上
った所を戻ると考えてしまうが、よく見たらすぐそこに踏み跡があった。山に迷ったら上に登れ
というが、そうかと一人納得する。帰りは誰がつけたのかピンク色のテープに導かれ一色に下
山する。上るなら一色からがお勧めです。