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    創立10周年記念山行・地域研究                                       天子山
通算山行
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報告者
横山寿孝
年 月 日
2003年3月1日(土) 天気:曇り後雨
二万五千図
修善寺
山  名
中伊豆山塊・天子山(てんしやま・607.9m)
体力度=3  技術度=3  藪漕=少しある  道標=全く無い  頂上の展望=北に少し
計らずも、さわらび荘に出る
コースとタイム
下土狩6:00−天城ドームー出発7:00−標高220m−天子山頂上8:30〜
35−510m分岐9:10−さわらび荘10:30
標 高 差
ドーム向かいの沢=約100m〜天子山607.9m=約507.9m
参 加 者
CL・後藤隆徳(55)、加藤秀子(54)、横山寿孝(63)

 地域研究第8回は北伊豆の天子山(607・9m)。今日は降雨率100%予報なので近くの山を
選んだ。天城ドーム向かいの沢脇に駐車する。今日は渓流釣り解禁日で早くも狩野川は多くの
釣り人で賑わっている。入漁料徴収のオジさんが釣り人と間違えてやってきた。
 沢筋の舗装道路を上る。まだ雨はやってこない。右にワサビ田を見て進むと、地図にある送電
線に続く「市山線NO・4」の標識と道祖神に似た物があった。ただ、道祖神みたいなものは、ハ
ッキリそれと確認出来なかった。
 標高220mで沢は二俣状になる。二万五千図ではここで正面の尾根に破線が描かれている。
ここを上る。藪は無く昔の道が良く分かる。振り返ると沢向こうに標高326mの送電線の鉄塔を
確認出来た。気持ちの良い登行を続けると標高470mの小ピークに達する。北から良く踏まれ
た道が合流し、「一色郷・栄山会」の赤色杭があった。植林の赤色ペイントに導かれると右手か
ら矢熊新田の道が合流する。この道はかなりしっかりしている。この上にテレビ中継ブースタ
ー?があり、更に上の標高570mにはテレビアンテナ?があった。こんな山奥では管理が大変
って感じだ。
 カヤトを小さく刈り取り、真中に三等三角点を置いた天子山頂上に着いた。北が少し開け好天
なら富士山が望めそう。霧雨が落ちてきた。早々に辞退。ここから下りが難しい。植林を下る。こ
れを抜けるとハッキリした道がある。標高510mに分岐があった。正面と左に分かれる。地図を
北に合わせ左に向かう。地図は北西の尾根がルート。しかし、道は沢状だった。「おかしいな」と
思いつつも下っていくと大きな林道にでる。ここで瞬間的に「あ、この林道はドーム北の寺野か
ら、ここまで伸びて来ているんだ」と早計。大きな勘違いだった。良く地図を見れば、道は丁度9
0度違う。安易に判断しすぎた。沢状の所でもっと追求すべきだった。「おかしい」と思いつつもな
お下ってしまう。
 下から犬を先導させた軽トラックが来た。これにも聞けた筈だ。ずるずる下っていくと、途中、
ほとんど水が流れない(下に二つある昭和30年代の砂防ダムは全く埋まっていない)梅木沢
(後に判明だったが)に物凄い立派な「防岩ダム」(?)があった。おそらく数億円掛かっているだ
ろう。この存在すらほとんどの納税者は知らない。本当にこんな物が必要なのか?もっと声を大
にしなければいけない。
 静かで素敵な梅木村落を過ぎ(まだ気づいていない)大見川(まだまだ)に出る。ここでCLが
“川の流れが反対だ”と、やっと何処へ下ってきたか気づく。「オー・マイガット」である。まあ、仕
方が無い。ブラブラ歩き、計らずも今日の最終到着地だった「さわらび荘」に向かった。30分の
春の大見川散歩も悪くなかった。しかし、あそこはもう一度訪れハッキリしなければならな
い・・・。
 次週、伊東の本城山の帰り再訪しました。良く地図を見たら、やっぱり本来のルートは90度違
い正しい道は判明しました。大きな杉の植林地で地形が分かり難いです。


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